生活改善方法

アトピーの悪化因子としては、バリア効果の弱まった肌にアレルゲンが触れることがあります。 アレルゲンが肌に付着していることで、アレルゲンが体内に侵入し、抗体反応により湿疹などの炎症が発生してしまいます。 症状を出さないためには、アレルゲンに触れないことが一番ですが、生活を送る上でアレルゲンに一切触れないということは不可能と言えます。

皮膚を清潔に保つ

アトピーが悪化する原因はハウスダストやカビなど身近に多数あることはお伝えいたしましたが、体内から出る物質により症状が悪化する場合も有ります。

人にとって最も身近なアトピーの悪化因子が汗なのです。

汗をかくことは悪いこと?

汗は体温を調整する為にはかかせない身体の大事な機能です。

老廃物を体外に排出してくれる汗は健康を維持するためにもとても良く、適度な運動をして汗をかく事は、アトピーを患っている人にとっても免疫力を高める効果も有り有益なことです。

しかし、汗が体に付着したままでは空気中のアレルゲンが体に付着しやすくなってしまいます。
また、汗の成分自体に抗体反応を起こしている可能性なども示唆されております。

汗をかいたままの状態は危険

アトピーの人は体が温まると高確率で体が痒くなります。同様の確率で汗をかく事でも体が痒くなってしまいます。

その為、汗をかいた後は早めに汗を流す必要があります。
可能であればシャワーを浴びて汗を流すのが一番ですが、濡らしたタオルで汗を拭うだけでも効果はあります。
衣服も汗を吸いやすい物を着ることで、肌に付着する汗の割合を減らすことができます。

汗を意識してシャワーを浴びる事で症状が改善に向かったという統計も残っております。

シャワーの勧め

みなさんは一日に何回シャワー(入浴)されますか?
一般的に多い人でも2回、通常だと1回、少ない人では2日に1回という人もいると思います。

アトピーの症状を抑える為には肌を清潔に保つことが必要です。
今まで夜に一回入浴していた人は、朝にシャワーを浴びてみてはいかがでしょうか?

お昼に浴びることは学校や会社に行っている場合は無理ですが、手や顔は洗うことができますよね。
また、家に帰った直後にシャワーを浴びることはできます。

汗をかきやすい人や症状の重い人は、昼や帰宅後を含め1日に3回シャワー(入浴を含む)を浴びるという生活改善を行うことで、症状を抑えられる効果は上がると思います。

なお、あまり熱いシャワーは痒みが出てしまいますので、ぬるめの38度から40度ぐらいの温度が良いとされています。

シャンプーや石鹸

清潔に保つ為には石鹸やシャンプーはかかせません。
石鹸をつけずに洗うだけでもある程度の汚れは落ちますが、やはり清潔にするには石鹸を使用した方が良いです。

シャンプーや石鹸を使う場合は、十分に泡立ててから使用するようにしましょう。
また、ナイロンタオルで強くこすったりはせずに、柔らかいタオルか手で優しく洗うようにしましょう。

頭を洗うときも爪を立てずに指の腹で洗うようにしましょう。
また、泡の流し忘れは症状の悪化に繋がりますので、泡が体に残らないよう気を付けましょう。

刺激の少ない物を選ぶ

清潔に保つためのシャンプーや石鹸がアレルゲンとなる可能性もあります。体に合わない場合は接触皮膚炎を起こし、逆に症状が出てしまう場合が考えられます。

成洗剤を使用した石鹸などが合わない可能性は高いのですが、無添加の石鹸なら全て大丈夫ということでもありません。

自分に合った物を探すのが一番ですが、最低限の条件として刺激の少ない石鹸やシャンプーを使うように心がけましょう。