タクロリムス 脱ステロイド

ステロイドのページにて、ステロイドがどういう薬なのかご理解いただけたと思います。
ステロイドに限らず、自分の使用する薬を知っておくことはとても大切なことです。
このページでは、ステロイドと同様にアトピーの症状緩和に使われているタクロリムスと、脱ステロイドという言葉の本来の使い方をご紹介いたします。

非ステロイド:タクロリムス(プロトピック軟膏)

現在ステロイドとは違う成分で、免疫抑制料のあるタクロリムスという成分がアトピーの症状を緩和する効果があることから、タクロリムス成分を使ったプロトピック軟膏が使用されるようになっております。

タクロリムスは新しい薬

タクロリムス成分が使われているプロトピック軟膏がアトピー性皮膚炎の外用薬として日本で使用され出したのは成人用が1993年(平成5年)、小児用は2003年(平成15年)からであり、比較的新しい薬であると言えます。

タクロリムスの効果

タクロリムスは特に顔に発生した症状に効果を発揮することが確認されております。

しかし、炎症が酷い箇所には使用することができないので、ステロイドによりある程度炎症を抑え、その後タクロリムスを使用することが勧められております。

タクロリムスは非ステロイドとはいえ薬です

タクロリムスは最初塗った箇所がヒリヒリすることがありますが、2,3日塗ることによりその刺激もなくなり症状の緩和が見られます。

非ステロイドとは言えタクロリムスは免疫抑制作用による副作用は確認されておりまして、ニキビや毛嚢炎が出来やすくなる、またヘルペスなどの感染症にかかりやすくなるなどがあります。

適切な使用方法を守りましょう

タクロリムスは開発されて間もない薬ですので、長期間の使用による副作用が全て確認されておりません。

非ステロイドとはいえステロイドと同様に、処方される際に医師から使用方法、使用期間、一度に使用できる量などを聞き、適切な利用方法を心がけましょう。

非ステロイド:タクロリムス(プロトピック軟膏)

ステロイドに副作用があるという事実、またステロイドを使用してもアトピー自体が改善しないことからステロイドが全ての元凶であり、ステロイドを使用しなければアトピーが完治するという噂がまことしやかに囁かれております。

リバウンド

ステロイドによる治療を行ってきた人が、ステロイドの使用を止めることにより、今までに無い酷い症状が発症することを、リバウンドと言われております。

湿疹部分から滲出液が出て、強烈な痒みに襲われます。

その酷い症状は体内に蓄えられたステロイドにより引き起こされているとまで言われております。

リバウンドの正体

ステロイドのページでもお伝えいたしましたが、ステロイドは副腎皮質にて作られるホルモンです。

外用薬とはいえ強いステロイドを長期間使用することにより、副腎皮質にて作られるステロイドの量が減少してしまうため、体内で作られたステロイドだけではアトピー本来の症状を抑えることができず、今までよりも酷い症状となってしまうのです。

そもそも強いステロイドを長期間使用しなければいけない人は、アトピーが重症化している人と言えますので、ステロイドの使用を中止した際の症状が本来の症状であるとも言えるのです。

緩やかな脱ステロイドを目指しましょう

医師からステロイドを処方された際に言われると思いますが、ステロイドではアトピー自体は完治しません。
しかしステロイドは症状を抑えるための現在最適な薬なのです。

ステロイドを使うことをやめればアトピーが治るのでしょうか?それだけでは何ら意味は無いと思います。

ステロイドにより症状を抑えつつ、アトピーの根本的な原因である体質などを改善し、ステロイドを弱くしたり、タクロリムスや保湿剤などと併用して使う期間を短くすることにより、長いスパンでステロイドの使用を止めることが正しい脱ステロイドと言えると思います。