アトピー性皮膚炎:症状

アトピーは様々な症状を持ち、重傷度により症状の出方も違います。残念ながらアトピーは一日では完治することはありません。薬を使い続けていても良くなったり、悪くなったりを繰り返します。
肌の調子が良く一見治ったと思っても、また症状が現れる場合も有ります。アトピーを治すためにもアトピー性皮膚炎の症状をもう一度確認しておきましょう。

症状

アトピー性皮膚炎の代表的な症状は以下のようなものがあります。

湿疹

一言で湿疹といっても、赤みを帯びた湿疹、虫刺されのようなブツブツのできる丘疹(きゅうしん)、小さな水ぶくれができる小水疱、膿による水ぶくれの膿疱(のうほう)、体液や細菌によるジュクジュクとした湿潤(しつじゅん)、傷によるかさぶたを伴う結痂(けっか)、皮膚がポロポロと剥がれる落屑(らくせつ)、皮膚が硬くザラザラになる苔癬化(たいせんか)等があります。

痒み

アトピー性皮膚炎による症状として最も辛いのが痒みであると言えます。痒みにより夜眠ることができないという人も多く、掻けば掻くほど痒みが増し悪循環に陥ってしまいます。

多少の痒みでも我慢出来ないほどの痒みに感じてしまうようになります。(痒みの閾値低下)

乾燥

湿疹部分がジュクジュクになることもありますが、基本的にアトピー性皮膚炎の症状の出ている肌は極端に乾燥しています。
乾燥することにより肌のバリア機能が低下し、外部からの有害物質の侵入を防げない、また内部に有益な物質を留めておけなくなります。

黒ずみ

ステロイドによる副作用と勘違いしている人が多いようですが、日焼けと同様に炎症による色素沈着で患部が黒ずむことがあります。

症状の発生する部位

アトピー性皮膚炎は、体の左右同じ場所に症状がでる特徴(左右対側性)があります。

重症化すると全身に症状が出ますが、初期の段階では主な発症場所は決まっていて、年齢によっても発症しやすい場所が変わる傾向があります。

アトピー性皮膚炎は赤ちゃん・子供等の幼児期に発症することが多く、また大人になっての再発や、幼児期には症状のなかった人が大人になってから発症する事もあり、誰しもが突然アトピー性皮膚炎になる可能性があるのです。

主な発症部位

額、眼の周り、唇や唇の周り、耳(耳介)やその周り、首、腕や脚の関節(主に内側)、おなかや背中

主な発症部位

乳幼児期

主に頭や顔にできることが多く、背中などの胴体部分や腕、脚にもまれに発症する。患部の乾燥は少なく、主にジュクジュク(湿潤)としている場合が多い。

幼児期

首や、首の周り、腕や脚の関節部分に発症する。患部は乾燥している部位の割合が大きくなってくる(ドライスキン)。

思春期、成人期

顔、首、胴体、腕、また手など上半身に顕著に症状が現れる。特に、顔が赤みを帯びる症状が目立つ。患部の乾燥具合が増し、ザラザラとした肌(苔癬化)の症状が見られるようになる。

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